9月11日、日本を襲った台風18号。
豪雨による河川の増水のため、鬼怒川の堤防が決壊し
大規模な水害が発生した茨城県常総市に行ってきました。
私たちは決壊した堤防からすぐの
三坂地区での作業となりました。
作業させていただいたお家は床下浸水でしたので
そこまで悲惨な状態では無かったです。
鉄線を使って排水管に詰まった
泥を掻き出すという、
一見地味な作業を行いました。
しかし、これがかなり重要な作業です。
排水管が詰まっていると
水道が再開しても流せないから使えないという
ことが起こります。
鉄線の先にタワシをつけ押し進め
シャカシャカして鉄線を引くと、
泥が出てきます。
これを何度も何度も繰り返しました。
骨折中のちょんまげ隊長は倉庫の泥出し
午前の作業を終え、休憩中に
「この家の裏側にいってごらん」と言われました。
そこには目を覆いたくなるような
悲惨な光景が広がっていました
家が津波で流されて、今は仮設住宅で暮らしている
東北に住む仲間も応援にきてくれました。
この状況をどんな思いで見つめていたのでしょう
とても丁寧に、正確に重機を扱ってる方がいました。
みんなで「うまいな〜」って見てたら…
「あの人ね、家流されたの。ほら、青い屋根のね!」
って教えてもらいました。
家は流されちゃって何もすることないから…って。
被災した翌日から作業されてるそうです。
今日作業させてもらったお宅のお母さんは
とても笑顔が素敵だったけど。
「ガスがまだだから、炊事とお風呂がダメ。
避難所の配給は、避難所の人優先。
親戚の家にお世話になるけど
気を遣っちゃうしね」と漏らしていました。
被災から10日。
体力も精神的にも疲れが溜まっていることでしょう。
次回はここで、
炊き出しやろうと思っています!